私達のSDGs“アップサイクル”プロジェクト
「青森のめぐみと世界をつなぐ新商品の開発」
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廃材を有効活用するワークショップ開催
アップサイクルプロジェクト活動の一環として、社員の家族を対象に「廃材の有効活用」をテーマにしたワークショップを2023年3月28日に開催しました。ワークショップには子どもを含む6名が参加し、りんごの木と、その剪定技術を学び、後半は剪定で出る廃材を使ったワークショップを行いました。
今回のワークショップは、参加者に「りんごの木はなぜ平たく横にひろがっているのか」を考えてもらうところから始まりました。理由は横に成長させる事で太陽の光をまんべんなく浴び、リンゴの色づきもよくなり、収穫しやすくするためです。そのリンゴの剪定技術が、弘前城のソメイヨシノの剪定にも生かされ、弘前城では樹齢100年を超える桜が400本以上あるというのは有名ですが、他の地域との桜とは異なり、“モコモコ”とした迫力のある花が咲きます。この長年受け継がれてきた剪定技術はリンゴや桜を長持ちさせ、良い実を実らせることができる必要な作業ですが、課題として廃材となる枝が大量に出ることも伝えました。
ワークショップでは、剪定廃材の中でも細い枝を使って作る和紙を使い、実際に絵を描くことで手触りや風合いを体感しました。また乾燥させた太い枝には、現代の技術であるレーザーで和紙に書いた絵をトレースし、オリジナルのコースターを作りました。
参加した子どもたちは、りんごの木の枝を剪定で横長に広げていることを初めて知ったという声や、剪定している畑の中を通って家に帰った親子は「これが再利用されているんだね」と、家でも話題になったとの声がありました。また、自分の書いた絵柄が実際に廃材の枝に印刷されたのを見て、レーザーの機会に興味を持った子どももいました。
今回のワークショップは社員の家族を対象にしたイベントでしたが、今後は地域の皆様にご参加いただくイベントも予定しています。